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ワインと日本酒の有資格者がオススメする名所と美食の旅。イエメシ(おうちごはん)とワインのペアリングも。

金沢  歴史と自然と食文化を堪能する旅

1 はじめに

2019年11月ころ、初めて金沢に行ったときの旅行記です。

2泊3日の短期滞在でした。

初めて金沢に行った人って、どんな観光をするの?という視点でご覧いただければと思います。

 

2 鮮度抜群!近江町市場の海鮮丼

まずは近江町市場。金沢の中心、武蔵ヶ辻にあります。

藩政時代から約300年、時代の変遷とともに金沢市民の台所として栄えてきました。

まずは、ここで海鮮丼

近江町市場の海鮮丼

鮮度抜群!

かにみそも頂きましたが、濃厚でおいしい。

魚介類のほか、能登牛などの希少なブランド牛、野菜や果物など、新鮮な食材が豊富にあります。1日いても飽きません。

3 戦国時代からの歴史を感じる金沢城公園

満腹になったので、金沢城公園で散策。手入れが行き届いています。

もっとも、お城そのものが完全に残っているわけではありません。

お城の歴史は、天文15(1546)年にさかのぼります。

ここは、加賀一向一揆の拠点浄土真宗寺院でした。

「尾山御坊(おやまごぼう)」と呼ばれていました。

寺とは言っても、一揆の拠点にもなるような、石垣をめぐらした要塞でもありました。

天正8(1580)年に、佐久間盛政が尾山御坊を攻め落とし、金沢城と改称しました。

後に盛政が、賤ヶ岳の戦い羽柴秀吉により討たれます。

天正11(1583)年、羽柴秀吉豊臣秀吉)から加増を受けた前田利家金沢城に入り、尾山城と改称。その直後から本格的な城づくりが始められました。

しかし、建造開始から20年も経たない慶長7(1602)年、落雷により天守が焼失しました。天守は再建されず、 代わりに本丸には三階やぐら、二の丸には御殿が建てられました。このころから金沢城という名前が定着していきます。

その約60年後の宝暦9(1759)年の火災では、城のほとんどが失われました。 その後の再建では、二の丸を中心に行われ、 本丸のやぐらは再建されませんでした。

現存する石川門は、 天明8(1788)年に再建されたものです。

平成8(1996)年に、石川県が国から金沢城址(しろあと、じょうし)を取得し、金沢城址公園として整備を開始します。

菱やぐら五十間長屋橋爪門続やぐらは、 江戸時代、明治時代に焼失したものを、平成13年に復元されたものです。

こういう歴史をみると、お城を焼失等のリスクから守り、維持していくことが大変なことが分かります。

金沢城公園

一瞬の晴れ間と共に

紅葉も素晴らしい。

金沢城公園

真っ赤です。

4 ランチはお寿司

翌日のランチは寿司屋「みつ川」さんへ。

まず、シャリの粒がふっくらとしていて、かつ弾力があり、ここまでコメを感じることができるシャリは、他ではあまりお目にかかったことがありません。

ネタは、もちろん、全てが素晴らしかったです。ここでは、期待を大幅に超えてくれたイカを紹介します。

金沢・みつ川

このイカは特に素晴らしかった

5 兼六園から長町武家屋敷跡へ

その後、兼六園へ。紅葉が鮮やかで、手入れも行き届いていて、清々しくなります。

兼六園

紅葉と滝

長町武家屋敷跡を散策。

ここは、伝統環境保存区域および景観地区に指定されており、昔ながらの土塀や石畳の小路と、趣深い武家屋敷が軒を連ねています。12月の第一土日に、土塀を雪や凍結から守るために「こも掛け」(薦掛け)が行われます。

金沢では、稲藁を編んで作ったこもに竹を取り付けて行うそうです。

そして3月の中旬には、「こも外し」(薦外し)が行われます。

長町武家屋敷跡

小雨降る径

武家屋敷近くに、洋菓子店(サンニコラ 香林坊店)があったので、休憩。

サンニコラ 香林坊店

散策で疲れたときにちょうど良い。

6 まとめ

金沢は、歴史があり、自然があり、文化を守り、食の技術が発達し、酒造りの技術も発達し、素晴らしい街だと思います。

まだ行ったことがない方は、新幹線などの交通網も整備されてきましたので、ぜひ訪れてみてください。

周辺の小松なども、空港小松空港)があるだけでなく、魚介類が都市部よりも安くおいしく頂けるので、おすすめです。

 

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