5(4)~(5) 前回記事はこちら。
6 AJハケット・カワラウ・バンジー・センター
ここは、ギブストン・ヴァレーの州道6号線、クイーンズタウンへの玄関口に位置するAJハケット・カワラウ・バンジー・センター( AJ Hackett Kawarau Bungy Centre)。
すべてのバンジージャンプの始まりの場所。
ウェブサイトには、「ここに来ないのは、パリに来てエッフェル塔を見ないようなものだ」と書いてあります。
ならば、見てみようと思うのが人のサガ。 さて、どんなところなんでしょう。
まずは、分かりやすい看板が掲げられている入口をくぐります。
そうすると、下に向かう巨大な螺旋階段があります。これを歩くか、エレベーターを使うかは自由ですが、まあ、一興なので歩いて階下まで向かうことにしました。
階下のフロアには、お土産物屋とカフェ的なお店があります。
そこには、バルコニーもついています。 そこに出ると・・・。
そこは、水面まで43mもの高さの崖の上でした。 対面の崖との間には橋がかかっていて、橋の中央には、ロープやらワイヤーやらが付けられています。
すると、ロープでがんじがらめにされたひとが、水面まで真っ逆さまに落ちていくではありませんか。
これがバンジージャンプ。
中には、命綱の長さをあえて調整してもらって、一瞬だけ水面に触れるように落ちていく猛者もいます。
はい、私はやりませんでした。私のような方には、ジップライドがあります。 普通は、座った姿勢でやりますが、やはり、ここにも猛者が・・・。
彼は、「Superman!」と叫んで飛び立っていきました。 しかし、帰りはスーパーマンではありません。その恰好のままバックで引きずり戻されます。
ちなみに、ここのトイレの案内は、ちょっとおもしろいです。
ここまでクイーンズタウンをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ゴルフ、ワイナリー、バンジージャンプなど、ここには様々なアクティビティがあり、非常におすすめです。
この年のクイーンズタウンの旅はここでおしまいです。次は、ニュージーランド最大の都市、オークランドに行きます。
7 オークランド(Auckland)
(1) オークランドってどんな都市?
オークランドは、ニュージーランドの北部にあり、かつては首都だったこともあります。
海上交通が盛んで、世界最多の小型船舶の登録数を誇り「帆の街」(City of Sails)とも呼ばれています。
また、移民が多いため、世界中の様々な文化が融合しているような印象を受けます。
ニュージーランドで最大の都市なので、ビジネスの街という雰囲気もありますが、他方で、豊かな自然と共存しています。これから私たちが向かうワイヘキ島も、自然が豊かです。
(2) どんな歴史なの?
1350年ごろ、先住民のマオリ族が住み始めました。
ヨーロッパ人の入植は、1839年9月から始まりました。その時には、現在のオークランドの地には比較的少数のマオリ族が残っていただけでした。
翌年1840年2月6日にはマオリ族とイギリス政府が、主権と土地の所有権を明確にするために、「ワイタンギ条約」(Treaty of Waitangi, マオリ語: Te Tiriti o Waitangi)を締結して、ニュージーランドがイギリスの植民地となりました(しかし、訳文に問題があり、また、土地をめぐる紛争もなかなか収まらなかったそうです。)。
1841年に、現在のオークランドがニュージーランドの首都と定められ、オークランドと名づけられました。
1865年に首都はウェリントンへと移されました。
第二次大戦後、ニュージーランド周辺の諸島から多くの人々が移住し、1996年にはオークランドの人口が100万人を超えました。
なお、ラグビーニュージーランド代表のオールブラックスが、試合前に行う「ハカ」は、先住民マオリ族の伝統的な踊りです。
(3) 次回は・・・ワイヘケ島(Waiheke Island)へ!
上の写真のフェリー乗り場(Downtown Ferry Terminal Pier 2)から船に乗り、ワイへケ島に向かいます。 お目当てはもちろん、ワイナリー巡りです。
次回は、まるで絵画のようなお庭のレストランも出てきます。お楽しみに。