Travel, Gourmet, Wine & Sake

ワインと日本酒の有資格者がオススメする名所と美食の旅。イエメシ(おうちごはん)とワインのペアリングも。

ニュージーランド2015-#06 ワイヘケ島のワイナリー巡り

6~7 前回記事はこちら

tralco.hatenablog.com

 

8 ワイヘケ島のワイナリー巡り

(1) ワイヘケ島ってどんな島?

ワイヘキ島は、北島にあるオークランドから、東に約21.5kmフェリーで約80分程度のところに位置する島です。

2020年6月時点の人口は、約9,660人です。 主要な産業はワイン生産観光業です。

(2) 今回のワイナリーの巡り方

今回のワイナリー巡りは、日本を出国する前に、ウェブサイトで現地のワイナリーツアーに申し込みました。

日本語のツアーか英語のツアーかは、迷いますが、値段が安いのと、英語の勉強もかねて、英語のツアーを選びました。

そして、基本的には、醸造設備を見て回るスタイルではなく、セラードアで生産者のお話を聞きつつ、テイスティングするというスタイルです。

さて、フェリーを降りると、今回ご担当して下さるブライアンさんが出迎えてくれました。

(3) ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards

フェリー乗り場から西へ。海が見える高台に、ブドウ畑が広がっています。

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)

海が見えます。

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズの最初のブドウは、1998年にワイヘキ島に植えられました。

そしてなんと、2002年に生産された最初のヴィンテージのシャルドネが、ロンドンで開催されたコンテストで金メダルを獲得したそうです!

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)

たくさんの受賞

2014年ころには、マールボロのサブリージョンとして高く評価されているアワテリ・ヴァレー(Awatere Valley)にある2つのブドウ畑を取得しました。

現在、ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズのすべてのブドウ畑ニュージーランド政府の持続可能なワイン栽培の認定を受けています。

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズがワイヘケ島で栽培している主なブドウは、白ブドウとしては、シャルドネヴィオニエ、ピノ・グリ、黒ブドウとしては、メルロ、シラー、マルベックです。

アワテリ・ヴァレーでは、もちろん、ソービニヨン・ブランが主力のようです。

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)

ステンレスタンク

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)

樽熟成庫

セラードアは、近未来的なデザインの建物です。

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)

スタイリッシュな建物

ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)

もちろんワインも売っています。

 

(4) テ・モトゥ・ヴィンヤード(Te Motu Vineyard

テ・モトゥ・ヴィンヤード(Te Motu Vineyard)

セラードア入口

テ・モトゥは、1988年に、ダンリヴィー(Dunleavy)家が30エーカーの土地を取得したことから始まりました。

テ・モトゥ・ヴィンヤード(Te Motu Vineyard)

一面のブドウ畑

一家は、主にカベルネ・ソーヴィニョンとメルロのブレンドからなるボルドー」スタイルのワインをマスターすることを目指し、1989年に最初のブドウの木を植えました。

最初のヴィンテージは1993年に生産され、現在に至るまで、ボルドースタイルのワインが生産されています。

ワイナリーの名前を冠した「TE MOTU」は、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フランを使った、まさにボルドースタイルのワインです。

そして、おもしろいのは、「KOKORO」という名前のワインがあることです。

ココロは、マオリ語で家長を意味し、テ・モトゥの創設者のテリー・ダンリヴィー氏(Terry Dunleavy)にちなんでつけられたそうです。お気づきの通り、日本語の「心」とも掛けているそうです。 これは、メルロ主体で、カベルネ・ソーヴィニョン、マルベック、シラーが使われています。

テ・モトゥ・ヴィンヤード(Te Motu Vineyard)

ここで買うことができます。私はここから日本に送ってもらいました。

(5) オブシディアン(Obsidian)

オブシディアンは、ワイヘキ島の北海岸に隣接するオネタンギ渓谷の海岸沿いの丘にあります。

ワイヘケ島の土壌は主に粘土質で、鉄とマンガン酸化物が豊富です。

その土壌に加え、海岸沿いに吹く風が、ブドウの木にほどよいストレスを与え、それにより、強い風味を持つ熟したブドウができるそうです。

オブシディアン(Obsidian)

中には入っていません。倉庫のようだけど。

オブシディアン(Obsidian)

ここでテイスティング。斜面になっているブドウ畑が見えます。

(6) ジ・アーカイブ・バー・アンド・ビストロ(The Archive Bar & Bistro

ランチです。

ここは、ケーブル・ベイ・ヴィンヤーズの少し南にあるビストロです。

美味しいうえに、景色も良く、お庭もきれいという素晴らしい環境です。 「Mudbrick」というブランドでホテルも併設しているようなので、機会があったら是非宿泊して、ワイン三昧の日々を送ってみたいと思っています。

ジ・アーカイブ・バー・アンド・ビストロ(The Archive Bar & Bistro)

フレッシュ・オイスター

ジ・アーカイブ・バー・アンド・ビストロ(The Archive Bar & Bistro)

ラビオリ

9 さいごに

ニュージーランド旅行記、いかがでしたか?

さいごに、オークランドの夜景をお見せして、2015年ニュージーランド旅行記を終えたいと思います。

オークランドの夜景

オークランドの夜景

 

ほかにも旅行記を書いていますので、そちらもどうぞ。

tralco.hatenablog.com