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ワインと日本酒の有資格者がオススメする名所と美食の旅。イエメシ(おうちごはん)とワインのペアリングも。

イエメシ・マリアージュ#010 自家挽き肉の麻婆豆腐ナス

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1 本日のメニュー

本日のイエメシ・マリアージュは、豚コマをフードプロセッサーでひき肉にして、麻婆豆腐ナスが余っていたのでナスも加えました。)に、紹興酒を合わせてみたいと思います。

自宅で麻婆豆腐を作るときといえば、市販の「素」を使うことが多いと思いますが、あまり本格的にはなりません。

本格的な麻婆豆腐を作ろうとしても、調味料が多くて、プロセスも複雑で、敬遠しがちかと思います。

今回は、自宅でも簡単に、なるべく手に入りやすい食材を使って、しかも、豚肉の食感も楽しめる、麻婆豆腐を作ってみたいと思います。 

 

2 では、作っていきましょう!

(1) 材料

・木綿豆腐

・豚コマ(今回は100g88円のもの。もっと高いお肉でも、牛肉でももちろんOK。)

・長ネギ ・ニンニク ・ショウガ ・ナス

・カマルグの塩 ・しょうゆ

・甜面醤 ・紹興酒

・黒コショウ ・豆板醤 ・ラー油

・唐辛子(すでに輪切りになっているものが楽。)

花椒(粒) ・チキンスープの素

オイスターソース ・片栗粉 ・山椒の粉

 

(2) 調理

麻婆豆腐は、いろいろな作り方があります。みなさんも、ご自分で工夫をしてみると、面白い発見があると思います。

以下の作り方は、私にとっての現在の形です。家でできる限度で、もっと進化させていきたいと思っています。

① 豆腐を好みの大きさに切る。

② 鍋にひとつまみの塩と豆腐を入れて、沸騰させる(ちょうど炸醤(ザージャン)と合わせるときに、沸騰するくらいがベスト。)

③ 豚コマをフードプロセッサーでひき肉にする。

④ 野菜を切る。長ネギはみじん切り。ナスは半月程度の大きさ。ニンニクはすりおろしておく。しょうがはみじん切り。(葉ニンニクを使いたいところですが、一般にはあまり見かけないので、諦めます。)。

⑤ ナス強火で炒めておく(プロは油通ししますが、ご家庭では難しいので、炒めることで済ませます。)

⑥ 中華鍋に油を敷き、ひき肉を投入。ジャージャーという音からパチパチというたき火の音になるまで炒める(肉の臭みを抜くためです。)。

⑦ 甜面醤を入れて全体に色がつくまで混ぜる。

⑧ 紹興酒、醤油、黒コショウを加えて、よく混ぜて、バットに置いておく(炸醤の完成!)。

⑨ 空いた中華鍋に油を敷き、おろしにんにく、しょうが、豆板醤、ラー油、唐辛子、花椒を投入し、中火で、お玉で回しながら、ジュワジュワ沸騰するまで火を入れる。

⑩ チキンスープ、オイスターソース、炸醤を加えて、中火で混ぜ合わせる。

⑪ 紹興酒、黒コショウ、長ネギ、ナスを加えて、さらに混ぜ合わせる。

⑫ 豆腐を投入してお玉の丸い部分で押すようにして混ぜ合わせる。

⑬ 水溶き片栗粉を少しずついれてとろみをつける。

⑭ 強火で1分程度火を通す。なべ底が焦げ付く直前が美味しい。

片栗粉投入前の麻婆豆腐。右は料理に使った紹興酒。

片栗粉投入前の麻婆豆腐。右は料理に使った紹興酒

⑮ 盛り付けたときに、山椒をかける。なければ、花椒を挽いたものでもOK。

 

3 どんなお酒を合わせる?

麻婆豆腐にワインを合わせるのはなかなか難しいです。

赤のスパークリングがあればそれがよかったのですが、残念ながらセラーにはありませんでした。

仕方がないので、今回は、中華では王道の紹興酒(料理にも入れたもの。)をチビチビやりました。そういえば、2019年のワインエキスパート試験では紹興酒がでましたね。

ワインを合わせる場合、一般的には、辛いお料理にはスパークリングワインが合うとされています。

麻婆豆腐は肉を使っているので、 赤のスパークリングワインがあるときには、ぜひお試しください。

 

いかがですか?

ちょっと手間をかければ、本格的な麻婆豆腐がご家庭でもできてしまいます。

 

今日もごちそうさまでした。

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