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1 ドゥブロヴニク
日本人にとっては、ジブリ映画「紅の豚」と「魔女の宅急便」のモデルとなった都市として有名なドゥブロヴニク。
(なお、スタジオジブリの公式発表では、「魔女の宅急便」の舞台は、スウェーデンのストックホルムと、バルト海のゴトランド島ヴィスビーの町といわれています。)
ドゥブロヴニクは、クロアチア、アドリア海沿岸のダルマチア最南部に位置する都市及び基礎自治体で、ドゥブロヴニク・ネレトヴァ郡の郡都です。
ボスニア・ヘルツェゴビナの唯一の海港であるネウム(Neum)がアドリア海に面しているため、クロアチア本土とは陸続きではなく、飛び地になっています。
1979年に世界遺産に登録された旧市街は、「アドリア海の真珠」とも謳われる美しい街並みを誇ります。アドリア海沿岸でも傑出した観光地であり、多数のクルーズ船が寄港するほか、地中海各都市とフェリーで結ばれドゥブロヴニク・ネレトヴァ郡の中心都市となっています。
人口は2011年に行われた国勢調査で42,615人です。そのうち、約28,000人はドゥブロヴニク市街に居住しています。
ドゥブロヴニクは歴史的に海洋貿易によって栄えた都市で、中世のラグーサ共和国はアマルフィ、ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアなどと共に5つの海洋共和国に数えられ、アドリア海ではドゥブロヴニクのライバルとなりうる都市国家はヴェネツィア共和国だけでした。
たくみな外交術と豊富な富に支えられ15世紀から16世紀にかけてはとくに発展しています。
ドゥブロヴニクでとくに有名なドゥブロヴニク城壁は、周囲約1,900m、厚さ5m、高さ20mの堅牢な壁です。最初に造られたのは7世紀とされていますが、今日まで現存するメイン部分は12世紀から17世紀にかけて造られました。
1970年代、恒久的に戦争による破壊から守るために非武装化されましたが、1991年のユーゴスラビア崩壊に伴う紛争でセルビア・モンテネグロ勢力によって7か月間もの期間包囲され、砲撃により甚大な被害をうけました。
紛争終結後、砲撃で破壊された旧市街の復興が進みました。修復はユネスコのガイドラインに基づき、元来の姿に戻されています。
2005年にはもっとも被害を受けた箇所も復旧しており、紛争の被災地を示した地図を城門近くで見ることができます。
2 旧市街へ移動
ギリシャのミコノス島を執行した船は、クロアチアのドゥブロヴニクまでやってきました。陸地をよこぎるように、港に向かいます。
下船し、バスで旧市街に向かいます。
旧市街までは、ふつうの町並みです。
旧市街に近づいてきました。
城壁がバスの両側に迫ってくる感じです。
3 ドゥブロヴニク旧市街
バスを降りて、ガイドさんについていきます。
立派な門が見えてきました。
入り口には、案内図が掲示されています。
門をくぐると、旧市街が広がっています。
出入口付近は少し混んでいますね。
まずは目の前にある「フランシスコ教会/修道院」を見学します。
旧市街を進んでいくと、人もまばらになってきます。
みなさん、ゆっくり観光しています。
人だかりができていて、結構目立つ教会です(聖ヴラホ教会)。
「ドゥブロブニク大聖堂」に入ってみます。
疲れたので、ちょっと休憩。
クロアチアの牡蠣は、世界的にも特に美味しいことで有名です。
街を歩くと、ショップも充実しています。
ネクタイで有名な CROATAもあります。
犬の像も街を見守ってます。
城壁の外に出ました。高い塀の外は、憩いの場にもなっています。