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1 ボルドーからシャンパーニュへ
グラーヴで2泊したあとは、シャンパーニュを訪れる予定を立てています。
まず、宿泊しているホテル(Les Sources de Caudalie)から、ボルドー中心地にあるボルドー・サン・ジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)までタクシーで向かいます。
ボルドー・サン・ジャン駅からは、高速鉄道のTGVに乗り、約2時間でパリのモンパルナス駅へ。
シャンパーニュはパリの東に位置しているので、さらに東へ向かいたいのですが、ここがパリの不便なところ。近くに乗り換えの駅がなく、地下鉄かタクシーなどを使って、パリ東駅まで行かなければなりません。
今回は、大量のワインを持っていたので、タクシーを利用しました。
そんなに距離はないですが、渋滞は気になりますね。パリ東駅は大きな駅なので、その周辺はかなり渋滞します。
パリ東駅からは在来線(TER)でエペルネ駅(Épernay)へ。
乗車時間は1時間ほど。
ボルドーから、シャンパーニュまで、待ち時間なども含めて、合計約5時間弱かかりました。
2 エペルネ
エペルネ (Épernay)は、エペルネ郡の郡庁所在地である基礎自治体です。
日本でもよく見る、モエ・エ・シャンドンの本社があるところです。
エペルネは、シャンパーニュの買い付けや製造過程の見学などのため世界中から観光客が訪れます。
シャンパーニュ製造業者が並ぶアヴェニュー・ド・シャンパーニュは、エペルネで最も有名な通りといわれています。
3 Les Avisés
日本のワイン好きの方々で、ジャック・セロスを知らない人はいないと言っても過言ではないと思います。
ジャック・セロスは、高品質なシャンパーニュとして知られており、現当主のアンセルム・セロス夫妻が経営するホテル「Les Avisés」は、ワインラヴァーの憧れでもあります。
エペルネ駅からタクシーで20分弱です。
まず外観。ひっそりたたずむ隠れ家のよう。
続いて、お部屋のご紹介。
このホテルの目玉は次の2つ。
1つ目は、アンセルム氏又はご子息のギヨーム氏がやってくれる宿泊者限定の説明会(テイスティングを含む。)です。
希望する場合は、ぜひともその旨をお伝えしておくべきです。
もっとも、収穫の時期など、多忙の場合は、対応できないこともあるそうです。
幸運にも、私たちは、そのテイスティングに参加することができました。
なお、ウェブサイトにはフランス語のみ対応と書かれていますが、このときは、アメリカからのゲストに通訳さんがいたので、英語に通訳してもらいました。
それでも、アンセルム氏は英語の通訳が間違っていると思ったのか、自ら英語でも説明をしていました。
彼にとっては、英語は第二言語なので、カンタンな単語で説明をしてくれたのが、逆にありがたかったです。
2つ目は、併設のレストランです。
シェフのステファン・ロション氏と奥様のナタリー氏が切り盛りするこのレストランでは、もちろん、あらゆる種類のジャック・セロスと共に、最高の料理を味わうことができます。
当時は、ディナーで1人62ユーロでしたが、現在では68ユーロになっているようです。
ブログのために写真を撮っていたわけではないので、撮り忘れなどもありますが、雰囲気だけでも感じ取っていただければ嬉しいです。
① 1泊目
② 2泊目
③ 3泊目
素晴らしくぜいたくな時間を過ごすことができました。
最後に、シャンパーニュの旅に必携、訪れなくても訪れた気にさせてくれる本をご紹介します。ソムリエ試験やワインエキスパート試験の参考書としてもおすすめです。
次回は、シャンパーニュの中心、ランスを旅します。