1 有馬温泉
2018年の初夏、仕事で神戸に行くことになりました。
ちょうど連休がうしろに控えていたので、仕事がおわったあとに神戸を旅行することにしました。
この時には、まだ有馬温泉に行ったことがなかったので、有馬温泉を含めた計画を立てました。
有馬温泉は、兵庫県神戸市北区有馬町(摂津国)にある日本三古湯の温泉とされています。人間がまだ土を掘る技術を持たない古い時代から、大地の恵みをたくわえ湧き出ていた自然の温泉であるといわれています。
たとえば枕草子で三名泉に数えられ、また、室町時代には万里集九が草津温泉や下呂温泉とともに「三名泉」とし、江戸時代には林羅山もこれらの三温泉を「天下の三名泉」と記しました(日本三名泉)。
江戸時代の温泉番付では当時の最高位である西大関に格付けされました。
技術の発達した現在でも、300mまでの浅い場所からの採湯とし、自然が恵んでくれた、有効成分を十分に蓄えたお湯が観光客に提供されています。
その有馬温泉の成分ですが、環境省が療養泉として指定している9つの主成分(単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉)のうち、硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれており、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉です。
といような有名な温泉地ですが、まだ行ったことがなかったので、たいそう行きにくい場所にあるんだろうと思っていました。しかし調べてみると、地下鉄やバスなどの公共交通機関がけっこう充実していることが分かりました。
どこに宿泊しているかによって、便利な手段が異なります。グーグルマップが出してくれた選択肢から選んでしまいましょう。
今回は電車で行きました。
駅付近の様子。
2 御幸荘花結び
ここでは1泊。
なお、日帰り入浴も可能です(入浴料はフェイスタオル付きで1,500円。バスタオル貸出しは別途300円でした。)。
まずは外観。
夕食。
朝食。
3 アジサイのある庭園
「花結び」から歩いてすぐのところに庭園があります。
初夏のこの時期はアジサイがきれいに咲いていました。
4 炭酸泉
天然の炭酸水が湧いています。
もっとも、そこまでシュワシュワしているわけでもないようです。
5 ぶらり散策
ちょっと散策します。
炭酸せんべいのお店。
歩き疲れてランチ。
温泉が湧いています。
6 チャイナビストロ エヴォーブ
三宮に戻ってきました。気になっていたレストランに行こうと思います。
ここは、非常にレベルの高い中華を出してくれるお店です。
私は、ここのシェフの中華料理にほれ込み、定期的に通うようになりました。
選び抜いた紹興酒のほか、ワインも充実しているので、ワインと中華料理を両方愉しみたい方にもおすすめです。
7 プラド美術館展 [兵庫県立美術館]
ちょうどプラド美術館展がやっていたので、訪問しました。
「ラス・メニーナス(女官たち)」も見られるかと期待していたのですが、さすがにこれは持ってこられないですよね。
でも、すばらしい作品群を見ることができて、目の保養になりました。
神戸は山も海もあるので、美味しいものや見どころがたくさんあります。
定期的に訪れたい魅力的な町ですね。
このブログでは、国内外のいろいろなところを旅した記録を書き溜めています。よろしかったら、他の記事もご覧になって、擬似旅行を楽しんでいただければ幸いです。