1 マルタ共和国ってどんな国?
マルタ共和国。あまり耳にしない方も多いかと思います。それもそのはず、人口約40万人の、複数の島からなる小さな島国です。イタリアのシチリア島の南に位置し、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロ、首都はバレッタといいます。
地図を見ると、前回寄港したチュニジアからとても近いことが分かります。
マルタは、冷戦の終結を告げる歴史的なマルタ会談の舞台としても知られ、首都のバレッタは、1980年にユネスコの世界遺産に登録されています。
さて、船はバレッタ港に入港します。
2 交通手段ーどうやって観光する?
馬車に乗って観光することもできます。
普通に馬車が走っているため、道路脇のうまのふんに注意!
バレッタは小さな町なので、私たちは、徒歩で観光することにしました。
3 聖ヨハネ大聖堂
まずは、聖ヨハネ大聖堂(正式には、「聖ヨハネ准司教座聖堂」というそうです。)を訪れました。16世紀後半に完成したバロック様式の聖堂です。多くの大理石が使われ、ヨーロッパの芸術家による作品が多く飾られています。装飾も細かく、豪華。
4 騎士団長の宮殿
お次は「騎士団長の宮殿」です。ここは、11世紀に起源を持つ宗教騎士団である聖ヨハネ騎士団の中枢であり、騎士団長の公邸だったそうです。この宮殿は、騎士団長ピエトロ・デル・モンテが、マルタ人建築家ジェラーロモ・カッサールに命じて建設されました。この方、前述の聖ヨハネ大聖堂も建築しています。
長い歴史をもつ騎士団でしたが、1798年に、ナポレオン率いるフランス軍の占領によって、マルタ島を追われることになります。
このとき、マルタはイギリスに助けを求めました。それに応じてイギリス軍がフランス軍を追放したのち、国際会議でマルタ島がイギリス領と認められました。これにより、マルタ島はイギリスの支配下におかれ、騎士団長の宮殿は、イギリス総督官邸となりました。英語も公用語になっている理由は、ここにあります。
マルタ共和国独立後は、宮殿に大統領府と議会がおかれています。そのため、実際に見学できる部屋は、兵器庫などに限られていますが、たまに衛兵の交代式に立ち会えるようです。ちなみに私たちは見れませんでした。
見ごたえがあるので、かなり長い時間滞在してしまいました。
さて、船に戻りましょう。
5 帰途~出航
帰り道、高台から船の全体像を見ることができました。
夕方になり、出港の時間です。夕陽に照らされるバレッタの街も魅力的です。
6 お祭りディナー
この後はディナー。ちょっとお祭りっぽくなっています。
こういうイベントもクルーズの楽しいところです。
明日はシチリア島に到着します。
応援よろしくお願いいたします。m(_ _)m