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ワインと日本酒の有資格者がオススメする名所と美食の旅。イエメシ(おうちごはん)とワインのペアリングも。

地中海クルーズ#05 マルタ共和国

1 マルタ共和国ってどんな国?

マルタ共和国。あまり耳にしない方も多いかと思います。それもそのはず、人口約40万人の、複数の島からなる小さな島国です。イタリアのシチリア島の南に位置し、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロ、首都はバレッタといいます。

地図を見ると、前回寄港したチュニジアからとても近いことが分かります。

マルタは、冷戦の終結を告げる歴史的なマルタ会談の舞台としても知られ、首都のバレッタは、1980年ユネスコ世界遺産に登録されています。

さて、船はバレッタ港に入港します。

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バレッタ

2 交通手段ーどうやって観光する?

馬車に乗って観光することもできます。

普通に馬車が走っているため、道路脇のうまのふんに注意!

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Why do you have the long face?

バレッタは小さな町なので、私たちは、徒歩で観光することにしました。

 

3 聖ヨハネ大聖堂

まずは、ヨハネ大聖堂(正式には、「聖ヨハネ司教座聖堂」というそうです。)を訪れました。16世紀後半に完成したバロック様式の聖堂です。多くの大理石が使われ、ヨーロッパの芸術家による作品が多く飾られています。装飾も細かく、豪華。

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聖堂内部

 

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壁画も素晴らしい。

4 騎士団長の宮殿

お次は「騎士団長の宮殿」です。ここは、11世紀に起源を持つ宗教騎士団である聖ヨハネ騎士団の中枢であり、騎士団長の公邸だったそうです。この宮殿は、騎士団長ピエトロ・デル・モンテが、マルタ人建築家ジェラーロモ・カッサールに命じて建設されました。この方、前述の聖ヨハネ大聖堂も建築しています。

長い歴史をもつ騎士団でしたが、1798年に、ナポレオン率いるフランス軍の占領によって、マルタ島を追われることになります。

このとき、マルタはイギリスに助けを求めました。それに応じてイギリス軍がフランス軍を追放したのち、国際会議でマルタ島イギリス領と認められました。これにより、マルタ島はイギリスの支配下におかれ、騎士団長の宮殿は、イギリス総督官邸となりました。英語も公用語になっている理由は、ここにあります。

マルタ共和国独立後は、宮殿に大統領府議会がおかれています。そのため、実際に見学できる部屋は、兵器庫などに限られていますが、たまに衛兵の交代式に立ち会えるようです。ちなみに私たちは見れませんでした。

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広場の前にひときわ目立つ建物

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廊下。鎧の中に人はいない・・・はず。

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台座があります。ここではどんなことが起こっていたのでしょう。

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防具屋ではありません。念のため。

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武器屋ではありません。念のため。

見ごたえがあるので、かなり長い時間滞在してしまいました。
さて、船に戻りましょう。

5 帰途~出航

帰り道、高台から船の全体像を見ることができました。

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緑と海と。

夕方になり、出港の時間です。夕陽に照らされるバレッタの街も魅力的です。

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またいつか来てみたい。

6 お祭りディナー

この後はディナー。ちょっとお祭りっぽくなっています。

こういうイベントもクルーズの楽しいところです。

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この日はイタリアパーティー

明日はシチリア島に到着します。

tralco.hatenablog.com

 

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