日常的に使う食材を手作りすれば、おいしいおうちごはんをリーズナブルに実現することができます。
「オマケ」と題したように、備忘録的な記事ですが、読者の皆様にもおすすめしたいので、掲載することにしました。
1 発酵器で作る、手作り納豆
「発酵器」と書きましたが、一般には、ヨーグルトメーカーがそれにあたります。
① あらかじめ外のヨモギ(匂いの強くない食用の葉っぱなら、基本的になんでもいいようです。もちろんワラが一番いいわけですが。)を乾燥させる。
② 大豆を水でもどし、圧力鍋で茹でる。
③ 発酵器や器具、ヨモギを熱湯で消毒。
④ 大豆とヨモギを発酵器に。
⑤ フタの水分が落ちないよう布巾を間に挟み、40℃で30時間発酵。
(葉っぱの代わりに、市販の納豆をお湯でといて、そのエキスを大豆と混ぜるのもOKです。市販の納豆の分だけ費用がかかりますが、より糸の引いた納豆ができます。)
2 発酵器で作る、手作り味噌
① 米麹308g、塩108gを混ぜる(塩分11.5%で作ります。)。
② 大豆200gを手で潰せるまで茹で、完全に潰す(ここで潰しがあまいと、味噌でなく部分的に納豆になってしまいます。)。
③ 麹と塩を大豆に投入して一体になるまで混ぜる。
④ 発酵器に空気が混入しないようにキチキチに詰める。
⑤ 湿らせたキッチンペーパーを被せ、40℃で72時間以上放置。
⑥ 粗熱を取って容器に詰める。
3 ヨーグルト増殖
ヨーグルトメーカーを使えば、文字通り、ヨーグルトが作れるわけですが、要するに40℃を保ち続けることができればそれでいいわけで、発酵器がなくても、同じ状態が作れればいいわけです。
納豆や、味噌も、機械に頼らずに作っている方がたくさんいます。
同じように、ヨーグルトも、「ヨーグルトメーカー」がなくても、作れます。
① 大さじ3の市販のヨーグルトを発酵器に入れる。
② 720ccの牛乳を用意。
③ 牛乳を発酵器に少し入れてヨーグルトと一体にする。
④ 残りの牛乳とよく混ぜる。
⑤ 布巾を挟んでフタ。
⑥ 40℃で6時間放置。
⑦ 容器に入れて冷蔵庫へ。
水分を切れば、クリームチーズの代用としても使えます。
4 万能調味料 、ニンニク醤油麹
これは、瓶だけでできてしまいます。
① 米麹と醤油は醤油が少し多めで、同じ瓶に入れる。
② 醤油麹200gに対し、すりおろし又はみじんのニンニクを2~3カケ入れる。
③ 常温の暗所に置き1日1回混ぜる(麹が醤油を吸い切ったら醤油を補充。)。
④ 1週間位でトロッとしたら完成。冷蔵庫で保管。
醤油は、丸中醤油さんのものがおすすめです。
スーパーで売っているものよりも高いですが、一度に使う量は少ないので、家計への影響はそんなに大きくありません。
これだけでイエメシのクオリティが格段に上がります。