Travel, Gourmet, Wine & Sake

ワインと日本酒の有資格者がオススメする名所と美食の旅。イエメシ(おうちごはん)とワインのペアリングも。

フランスの旅2017-02 ボルドーからグラーヴへ

 前回記事はこちら

tralco.hatenablog.com

 

1 シャトー・オー・ブリオンへ

Le Noailles 」でディナーを頂いた翌日は、5大シャトーの1つ、シャトー・オー・ブリオンを訪問しました。

その訪問記は、独立して1つの記事にしています。よろしかったら、こちらをご覧ください。

tralco.hatenablog.com

 

 

2 Le Bistrot du Gabriel

シャトー・オー・ブリオンを訪問したこの日のディナーは、「Le Bistrot du Gabriel」にお邪魔しました。

前菜からデザートまで、しっかり手の込んだお料理です。

もちろん、ワインのラインナップも充実しています。

 フランス・ボルドー
 フランス・ボルドー
 フランス・ボルドー
 フランス・ボルドー
 フランス・ボルドー
 フランス・ボルドー
 フランス・ボルドー

 

ブルス広場を見下ろすフロアで、良い時間を過ごしました。

 

3 Dunes Blanches chez Pascal Bordeaux

ここのシュークリームはお勧めです。

購入してすぐに食べてしまったので、写真は撮り忘れましたが、ウェブサイトにはしっかり掲載されています。

シュークリームは、保存できないので日本に輸送することができません。

ここに来ないと食べることのできない一品です。

機会がありましたらぜひお立ち寄りください。

 フランス・ボルドー

 

4 Les Sources de Caudalie

前回ボルドーを訪問した時にもお世話になりました。

tralco.hatenablog.com

 

 

今回も同じように予約をしていきましたが、なんと部屋がアップグレードされました。

リピートしたからなのか、単に部屋が空いていたからなのか。

でも、食事の時は満席だったので、リピートしたからだろうと、勝手に推測しています。

ビストロのスタッフも気さくで、「君、昨日はフランス語を話していたけど今日は英語かい?」みたいな冗談も言ってくれるような感じで、私たちがあやしい者ではない、ということが認識されているような印象でした。

 フランス・グラーヴ・Les Sources de Caudalie

 フランス・グラーヴ・Les Sources de Caudalie
フランス・グラーヴ・Les Sources de Caudalie
 フランス・グラーヴ・Les Sources de Caudalie
 フランス・グラーヴ・Les Sources de Caudalie
 フランス・グラーヴ・Les Sources de Caudalie
 フランス・グラーヴ・Les Sources de Caudalie

 

 

5 Château Carbonnieux

「Les Sources de Caudalie」から歩いて行ける距離に「Château Carbonnieux」があります。

予定では、ホテルの無料レンタルの自転車でいくつもりでしたが、あいにくの雨だったので、徒歩で行きました。

 

(1) 歴史

シャトー・カルボニューは13世紀から続く長い歴史を持っています。

1234年当時の所有者はラモン・カルボニューという方。

フランス国王のフランソワ1世がオスマン・トルコと同盟を結ぶべく遣わした使者が、カルボニューの領主でした。その時、手土産として持参したのがワインであったと言われています。

現在、カルボニューのワイン造りは3人の子どもたちに受け継がれ、秀逸なワインを造り出しています。

 

(2) 栽培と醸造

シャトー・カルボニューでは、黒ブドウ、白ブドウ共に、その品種の持ち味を最大限に引き出すために、土壌の特徴を踏まえて植え付けが決められます。

 

黒ブドウの栽培面積は50ha。カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー30%、カベルネ・フラン7%、プチ・ヴェルド3%です。

 

白ブドウの栽培面積は42haで、ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%となっています。

カルボニューでは、古くからドライな白ワインを醸造していましたが、1980年代に白ワインの醸造で有名だったボルドー大学のデュブルデュー博士が醸造を担当したことから、白ワインの品質が飛躍的に高まりました

 

収穫はこの土地を知り尽くした地元の人々の手を借りて、手作業で行われます。

収穫の時期は早い時だと8月の終わりから始まり、10月の初めまで続きます。

畑のすぐそばに発酵タンクがあるので、ブドウの果汁が酸化する前に発酵室に移すことができるんだそうです。

私たちは、ちょうど、収穫直後の現場に立ち会うことができました。

 

白ブドウは空気圧式で優しくプレスされ、フレッシュな状態のまま低温で発酵に移されます。そしてタイプに合ったサイズの樽に入れられ、10か月間熟成されます。

黒ブドウは粉砕された後、タンニンや色を抽出するために皮ごとつけ込まれ、樽に移されると18か月間熟成されます。

 

シャトー・カルボニューのワインには、下に掲げるとおり、ファーストラベルセカンドラベルサードラベルがありますが、いずれも赤と白が両方造られています。

① シャトー・カルボニュー

② ラ・クロワ・ド・カルボニュー

③ シャトー・トゥール・レオニャン

 

では、訪問の様子をご覧ください。

 

看板が見えてきました。あと200mです。

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux



 

門番はいないようなので、そのまま入ります。

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux

 

左の建物では、収穫直後のブドウの選果が行われていました。

私たちに気付くと、「ちょっと来て見てくれ」というので、見せて頂きました。

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux


きれいなお庭です。

ここに受付があります。

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux

 

他のゲストと集団でのツアーを申し込んだのですが、私たちのみでした。

個人ツアーよりも安い料金で、実質個人ツアーをしてもらえました。

 

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux

 

クラシックカーは、当主の趣味だそうです。排気ガスが臭いらしい。

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux

 

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux
 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux

 

最後はテイスティングをして、ワインを購入!

 フランス・グラーヴ・Château Carbonnieux

 

 

次回は、シャンパーニュに移動します。 

tralco.hatenablog.com