前回記事はこちら
1 サン・ジミニャーノってどういうところ?
サン・ジミニャーノ(San Gimignano)は、トスカーナ州にある自治体の1つで、人口約8,000人の町です。
1990年には、サン・ジミニャーノ歴史地区としてユネスコの世界遺産に登録されています。
サン・ジミニャーノは、美しい塔が立ち並んでいることで知られている町なので、行きたいとは思っていました。
トリュフ狩りのランチのときに隣になったドイツ人の女性から、「レンタカーがあるなら、絶対サン・ジミニャーノに行くべきだわ。ここから車で1時間くらいだから」と教えてもらったのもあり、この日に行くことにしました。
2 サン・ジミニャーノへ!
コンドミニアムからレンタカーで向かいました。Googleマップがあれば、迷うことはありません。
もっとも、運転する時間はそれほどでもないのですが、曲がりくねった山道を走るので緊張しました。
しばらく走ると、ブドウ畑の向こうに、塔の立っている町が見えてきます。
数々の塔は権力闘争のなごりであり、最も力と富を持つ者が、最も高い塔を建てたそうです。最も多いときには72基だったそうですが、多くは取り壊され、現在残っているのは14基だけになっています。
3 サン・ジミニャーノの町並み
サン・ジミニャーノの町並みは、まるで中世で時間が止まったかのようなものでした。
町の中心の「ドゥオモ広場」にそびえるのが、サン・ジミニャーノで一番の高さを誇る「グロッサの塔」(Torre Grossa)です。1311年に完成した、700年以上前の塔です。
ここまで来たらグロッサの塔には登らないわけにはいきません。 市役所も入っているポポロ宮内部のショップで入場券を買って、早速チャレンジ。
下の写真からお分かりのように、かなり高いところまで登りますが、全て徒歩。
階段の段数は183段。
運動不足の身には堪えましたが、頂上では中世の町並みを見下ろす貴重な体験ができました。
もう少し歴史地区を散策しましょう。
4 イタリア初のDOCワイン
せっかくここまで来たので、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノという白ワインを購入しました。
このワインは、1966年にイタリア初の「DOC(統制原産地呼称)」を獲得、1993年に「DOCG(統制保証原産地呼称)」を獲得したことで知られているワインです。
有名なワインなのですが、6ユーロくらいで買えるほどのものです。
途中で見たブドウは、もしかしたら、ヴェルナッチャかもしれない。
次回は・・・いよいよ芸術の都フィレンツェへ。