1 トスカーナって?
(1) トスカーナってどこ?
トスカーナ(Toscana)は、イタリア共和国中西部に位置する州です。
州都は、イタリア・ルネッサンスの中心地となったフィレンツェ。
そのほか、斜塔で有名なピサ、レンガ造りの建物で有名なシエナなど、文化遺産や自然景観に恵まれた数多くの古都があります。
主要な産業は農業。ワイン、オリーブ、小麦などが主に生産されています。
特にワインは、キャンティやスーパー・タスカン(Super Tuscan)といった銘酒が生産され、銘醸地としても有名です。
(2) どうやって行くの?
2018年9月某日の午前、羽田空港からフランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港に向かって離陸。同日午後4時ころに到着しました。
そこからイタリア・トスカーナ州のフィレンツェ・ペレトラ空港に飛び、同日午後8時ころ到着しました。
今回の目的地は、トスカーナ州の中でも田舎の方、セルヴァテッレ(Selvatelle)という村で、空港から車で1時間ほどかかるところにあります。
この日は夜も遅いので、レンタカーを借り、空港近くにあるフィレンツェ市内のホテルに1泊し、翌日向かうことにしました。
翌朝、陽の光で目が覚めると、窓の外には、朝日に照らされた、しかしまだ影でしかないフィレンツェの街に、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドゥオーモのシルエットが徐々に浮かび上がってきていました。
これを見ただけでもフィレンツェに来た甲斐があるというものです。
2 セルヴァテッレへ
(1) どういうところに泊まるの?
フィレンツェのホテルで朝食を済ませ、レンタカーに荷物を積み込みました。
これから向かうセルヴァテッレのコンドミニアム「ボルゴ・アッレ・ヴィニュ」(Borgo alle Vigne)には、5泊の予定。
コンドミニアムなので、キッチンがついているタイプです。割と長く滞在する場合は、コンドミニアムが便利です。
ちなみに、ここを選んだ理由は、Hilton Grand Vacations Clubのポイントで宿泊できるからです。はい、完全に囲い込まれています。
(2) 食料の調達は?
さて、キッチン付きの部屋の場合、私たちは、いつも現地の食材で料理をしており、今回も同様に料理をするつもりでいたため、どこかで食料を調達する必要がありました。
そんなわけで、直ちにセルヴァテッレには向かわず、まずはフィレンツェ近辺のスーパーに行くことにしました。その後セルヴァテッレでもスーパーを見つけたのですが、この時点では、セルヴァテッレに便利なスーパーがあるかどうか分からなかったからです。
タブレット端末の検索機能で、車で数分の地点にかなり大きなCOOPを発見。
この日は日曜日だったので、多くの人がそれぞれ大きめのエコバッグを携えて、日本のスーパーの3倍はあるであろうカートいっぱいに商品を載せて、1週間分の買い出しをしていたようです。
私たちは、パスタ、ニンニク、パスタソース、野菜、フルーツ、ドレッシング、オリーブオイル、生ハム、チーズ、卵、シリアル、牛乳、オレンジジュース、ワイン(5ユーロ以下のリーズナブルな価格のものでも、日本とは違い、とても美味しく頂けます。)などなど、たくさん買い込みました。
もちろんエコバッグ持参です。しかも保冷対応。
塩や胡椒、箸、ソムリエナイフなど、あると便利なものは日本から持って来ました。
買い物が済み、コンドミニアムに向かいました。
高速道路は、走行車線でゆっくり走る車と追越車線で飛ばす車の区別がはっきりしていたので、それに慣れれば走りやすかったです。
(3) コンドミニアム近くのスーパー
さて、午後3時ころセルヴァテッレのコンドミニアムに到着しました。
レセプションでチェックインをしつつ、近くに「MD」というスーパーがあることやワイナリーの場所を教えてもらいました。
せっかくなのでそのMDにも行ってみました。
すると、チーズの対面販売のコーナーでブッラータ(面はクリーム色か明るい白色。袋状のカード(curd)の中に生クリームと柔らかいフレッシュチーズを閉じこめてあり、味は少し甘味のあるバターの風味がします。)を発見。
もちろん、直ちに買い物かごへ。
(4) 周辺はどんな様子?
ついでに周辺を見て回りました。
のどかな田園風景。もちろん、ブドウ畑も広がっています。
楽しくなりそうな予感がします。
次回は・・・トリュフ狩りに行きます。