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ワインと日本酒の有資格者がオススメする名所と美食の旅。イエメシ(おうちごはん)とワインのペアリングも。

イエメシ・マリアージュ#008 松茸の天ぷらと焼き松茸

前回記事はこちら

tralco.hatenablog.com

 

1 本日のメニュー

本日のイエメシ・マリアージュは、松茸の天ぷら焼き松茸に、シャンパーニュを合わせてみたいと思います。

食欲の秋になりました。 たまたま信州産の松茸を頂きましたので、香りが飛んでしまう前に、食べてしまうことにしました。

天ぷら(松茸、レンコン、茄子)と焼き松茸

天ぷら(松茸、レンコン、茄子)と焼き松茸、完成です!

2 では、作っていきましょう!

(1) 材料

① 天ぷら

・ 松茸 ・ 小麦粉 ・ 水 ・ サラダ油

② 焼き松茸

・ 松茸

(2) 調理

① ボウルに水をはり、その水を松茸にかけるようにして汚れを落とす決して水道でジャバジャバ洗わないように!)。

② 石突きの部分を、鉛筆を削るように、ステンレス製の包丁削ぎ落とす(鉄製の包丁だと、鉄のにおいが移ってしまいます。)。

③ 笠に切れ込みを入れて、手で割く決して包丁で切らないように!)。

④ ボウルに冷水をはる(私の場合、すぐに冷水が用意できないので、金属のボウルに水をはり、保冷剤を敷いて、しばらく放置します。常温の水だとグルテンが発生してカラッと揚がりません。)。

⑤ 冷水に規定量小麦粉を入れ、衣を作る(混ぜてはいけません。小麦粉を水面下に落とすイメージで十分です。混ぜるとグルテンが発生します。)。

⑥ サラダ油を180℃に熱する。

⑦ 松茸に打ち粉をし、その上にをつけて、180℃に熱した油に投入。

⑧ ジュワーという音からパチパチという音になったら揚げあがり(大体1分から1分半。)。

⑨ 焼き松茸は、魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて、弱火で焼く。松茸のエキスが出てきたら出来上がり(焦げないように、目を離さないで!)。

⑩ 塩、カボス、シークワーサー、天つゆ、味付けはなんでも試してみて。

 

3 どんなワインを合わせる?

今回は、シャンパーニュ・クラン・ドゥイユ・テロワール・ノンヴィンテージ(Clin d'oeil terroir NV)を合わせてみようと思います。 ピノ・ノワールが70%シャルドネ30%のシャンパーニュです。

ここでのシャンパーニュの合わせ方は、大きく2つあると思います。

① 料理にかんきつを絞り、その風味に合わせて、フレッシュかつドライシャンパーニュを合わせる。

② 料理の素材の風味(特に、松茸の香り。)に寄せて、しっかりとしたコクのあるシャンパーニュを合わせる。

 

今回は、2つ目を選んでみました。

思惑通り、松茸の香りと、ピノ・ノワール主体のシャンパーニュのコクが合わさって、同時に衣のサクサク感シャンパーニュの泡が、松茸の風味を一気に昇華してくれるようなイメージを持ちました。

この日は、松茸のほかに、レンコンと茄子も天ぷらにしました。 これも、松茸と同じ要領で天ぷらにできます。

ちなみに、天つゆで食べるならば、ブルゴーニュの赤も合うと思います。

 

ソムリエ協会の試験を受験される方は、アカデミー・デュ・ヴァンのワインショップ「 カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ」でワインを探すのもお勧めです。

 

今日も、ごちそうさまでした。

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