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- 1 ボーヌ(Beaune)
- 2 ホテル・ル・セップ(L'Hôtel Le Cep)
- 3 ロワゾー・デ・ヴィーニュ(Loiseau des Vignes)
- 4 マルシェ・オー・ヴァン(Marché aux Vins)
- 5 オスピス・ド・ボーヌ(Hospices de Beaune)
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1 ボーヌ(Beaune)
ボーヌは、フランス東部、コート・ドール(Côte-d'Or)県の郡庁所在地になります。
ボーヌの周辺はブルゴーニュ・ワインの産地として有名で、ボーヌの名前を知らないワインラヴァーを、私はまだ知りません。
ボーヌと言えば、まずはオスピス・ド・ボーヌ(Hospices de Beaune)が挙げられます。
ここは、1443年にブルゴーニュ公国の宰相ニコラ・ロランと、ギゴーネ・ド・サランが創設したもので、貧しい人たちに無料で医療を施した病院です。
現在は、オスピス・ド・ボーヌの名前を冠したワインも生産されています。
また、「栄光の三日間(Les Trois Glorieuses)」( 11月の第3日曜日をはさむ土曜日〜月曜日の3日間にわたって開催されるワイン関連の祭典。)の日曜日に、オスピスで行われるワインオークションは国際的にも関心を集めていますが、そこの収益は、病院など、病気で苦しんでいる方々に寄付されます。
ボーヌの観光局が旅行者用のウェブサイトを開設しており、日本語にも対応しています。はじめてブルゴーニュを旅行する方は、まずはこちらをご覧になって旅の計画を立てるのもお勧めです。
駅から旧市街へはそんなに遠くないので、歩いて行きました。
ただ、デコボコが多いので、タクシーにすればよかったかな、とも思っています。
昼の様子。
夜の様子。
2 ホテル・ル・セップ(L'Hôtel Le Cep)
このホテルは、歴史的文化財に指定されている16世紀の中庭と建物がベースになっています。
ロビーの内装や装飾は、中世の貴族の館を思わせるほどの豪華な作りになっています。
スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)に加盟しており、信頼性も高いホテルです。
部屋の内装も、貴族のお部屋のよう。
部屋から中庭が見えます。
3 ロワゾー・デ・ヴィーニュ(Loiseau des Vignes)
ディナーはル・セップに併設されているロワゾー・デ・ヴィーニュで頂きました。
洗練されたお料理で、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
写真は、だいたい食べかけになっちゃっていますが、カメラより先にナイフとフォークに手が出てしまうほどのお料理だった、ということでご容赦ください。
4 マルシェ・オー・ヴァン(Marché aux Vins)
ふつうにワインを売っているお店でもあるのですが、洞窟のような地下カーヴに行くことができます。ガイドをつけることができますし、セルフで探検することもできます。
タストヴァン(しょうゆ皿のような形の試飲用の道具)を携えて、カーヴ内部に置かれたワインを試飲することもできます。
5 オスピス・ド・ボーヌ(Hospices de Beaune)
オスピス・ド・ボーヌの歴史は、冒頭にもご紹介したように、ニコラ・ロランとギゴーネ・ド・サランが病院を建設したいという願いから1443年に始まりました。
今日、オスピス・ド・ボーヌは、近隣で4つの病院を運営しています。
ボーヌにある博物館は、むかしの病院の様子や、中世の地元の美術品や調度品などが展示されています。