1 歴史ある古代劇場
タオルミナの街を抜けると、その先に古代の円形劇場(Teatro Antico di Taormina。)が見えてきます。
劇場の歴史は古く、紀元前3世紀ころには、ヘレニズム様式の劇場が建てられておりました。マグナグレイシア(Magna Graecia。ローマ人が南イタリアにつけた名前。)のなかで最も古い劇場の1つとされています。
その後ローマ帝国の支配下で再建されました。おそらくトラヤヌス帝(在位:98年~117年)またはハドリアヌス帝(在位:117年~138年)の頃だろうといわれています。
さらに、紀元後3世紀にも改築されました。
劇場の直径は107mで、約10,000人の観客を収容でき、客席は9個のセクションに分けられました。
劇場客席から舞台中央を通してエトナ山(シチリア島の東部にある活火山)を望むことができます。
エトナ山については、過去記事でも少し書いています。
1983年以降、タオルミナでは毎年7~8月に芸術祭「Taormina Art」が催され、この劇場もその会場として使用されています。
2 街から見た風景
古代の円形劇場が、海に突き出た崖の上に建っているだけあって、街からは海を見下ろす場所があります。
ここでティーブレイクでもしたいところですが、出航の時間に遅れてしまいますので、あきらめざるを得ません。
3 シチリア島を出航
船の客室からは、メッシーナの街が一望できました。
写真のドーム状の建物は、「Santuario Parrocchia di Santa Maria del Carmine」という教会です。
夕方になり、船が動き始めました。 飛行機と違い、街が小さくなっていくスピードはゆっくりです。 それを見ていると、不思議と、また来ようという気持ちが湧いてきます。
ここで、シチリア島旅行の参考になる本を紹介いたします。
写真が豊富で、読んでいるだけでも旅気分を味わえます。
船はシチリア島を完全に離れました。
さて、そろそろディナーの時間です。今日のドレスコートは・・・?
4 ドレスコードがフォーマルのディナーってどんなの?
船によると思いますが、日によってドレスコードが決まっていることがあります。 この日は、ドレスコードがフォーマルでした。
フォーマルの時のディナーはどんな感じなのか、私の記憶もあまり残っていませんが、写真だけはあるので、すこしご紹介します。
たまにはこうやってオシャレするのも楽しいものです。
明日は、ローマに到着します。