1 メドックマラソンって?
メドックマラソン(Marathon des Châteaux du Médoc)とは、その年ごとに発表されるテーマに応じた仮装をして、ボルドーのシャトーと呼ばれる各生産者が振る舞うワインを飲みながら42.195㎞フルマラソンをするというクレイジーなマラソン大会のことです。
過去記事もご参照ください。
2 なぜ参加しようと思ったの?
もともと走るのは好きではありません。旅行をする以外はわりとインドア派です。
ワイン好きが高じて・・・というのが一番しっくりくる理由です。
この時を選んだのは、普段運動していない自分が参加するとなると、なるべく早いほうがいいと思ったからです。
3 準備は?
走るのは好きではないため、普段もトレーニングなんかしていません。ハーフはおろか、フルマラソンなんか参加しようと思ったこともありません。
それでも参加しようと思った時は、たしか本番の半年くらい前、2014年の2月頃でした。 善は急げと近くのランニングシューズ屋さんに行き、足の形を計測して、リーズナブルな初心者向けのシューズを購入。
それから、毎週末に、1週約6kmの湖のまわりを1~2周するというトレーニングをしました。 目標は完走することとしたので、単純計算で早歩きを6時間半継続できれば大丈夫ということになります。そのため、あまり無理をせず、息が上がったときには早歩きするということにしました。
しかし、仕事や家事があるため、毎日トレーニングすることはできず、しかも1回のトレーニングでは最大12kmしか走れません。ここは不安材料でした。
本番の前に、場慣れするために、国内の9kmのマラソン大会に出場しました。しかし、これは距離が短いため、結構皆さん最初から飛ばしていました。私もそれに飲み込まれる感じで、普段のトレーニングのペースよりも速めに走ってしまったため、最後は失速してしまいました。でも、マラソン大会の雰囲気は味わえたので、おおきな収穫でした。
ちょうど、トレーニングをしている時期は、大きな仕事がずっと続き、ストレスを抱えていました。走るのが好きではない私ですが、ちょっと走ってみるとスッキリして、いい気分転換になったのを覚えています。
4 第30回メドックマラソン、いざ本番!
2014年9月13日(土)、まだ日も登っていない早朝にホテルを出発し、バスの待機場所まで向かいました。現地に着替える場所はないので、ホテルから仮装した状態です。
ハッキリ言って、怪しさ満載ですが、ボルドーの方たちは、今日がメドックマラソンだと知っているので、変な格好をしているからと言って、職質や逮捕の対象にはなりません。
道中、朝まで飲んでいた酔っぱらい2人組に「ニイハオ。シェシェ。マラソン?マラソン?」と声をかけられた程度です。
しかし寒い。マラソンのために薄着なのですが、9月のフランスの早朝はかなり冷えます。
さて、スタート地点となる会場に到着しました。この時の仮想のテーマは「Festival」です。が、みなさんあまりテーマには縛られないみたいです。 ここからは写真でお楽しみください。
5 参加してよかった!
形式上はマラソンですが、実質は、毎年恒例のお祭りです。
みなさん、思い思いの仮装をして、その日を楽しんでいるようでした。
無事完走して、賞品も受け取りました。
コロナの不安が払拭されて晴れて再開されたら、また参加したいと思います、とは簡単に言えないのですが、参加したいと思います。
メドックマラソンについては、たかぎなおこさんの本もおすすめです。
次はボルドー中心地を離れて、グラーヴに向かいます。
応援よろしくお願いいたします。m(_ _)m